
玉若酢命神社と億岐家
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億岐家と駅鈴
玉若酢命神社は、かつて隠岐国の国府があった近くに鎮座する神社であり、隠岐国の「総社」と呼ばれている。
主祭神は、玉若酢命であり隠岐国の開拓をされた地方神。億岐家が宮司を代々つとめており現在48代目。社殿の北側の丘陵地の頂上には前方後円墳があり、歴史の古さを物語る。
億岐家は大国主神の後裔と伝えられ、十挨彦命の代から国造となり宮司をつとめるようになった。

国指定重要文化財
隠岐国駅鈴、隠伎倉印、玉若酢命神社社家億岐家住宅
大化改新(646年)による駅伝制度で孝徳天皇から配布された隠岐国駅鈴が伝えられている。
素材は、金・銀・銅・鉛などの合金製であり、現存するものは当家に伝わる2個のみとされ、三倉印の一つでもある隠伎倉印とともに国指定重要文化財に指定されている。
億岐家宝物館では、これらの資料が多数展示されており、1300年前の音色を聴きながら駅鈴にまつわる話をご案内。古代に想いを馳せてみませんか?!
億岐家住宅は隠岐を代表する大型民家で、神棚をまつる「神前の間」や「ミソギベヤ」を持つなど、社家としての特徴を持つ。 玉若酢命神社に隣接し一体となって良好な景観を残している。



隠岐国の神話
日本最古の歴史書とも言われる古事記(712年)。 その冒頭にある国生み神話によると、イザナギとイザナミが淡路島、四国に次いで3番目に生んだ島といわれているのが「隠伎之三子島(オキノミツゴノシマ)」現在の隠岐諸島。 隠伎之三子島は、隠岐諸島の中で最大の島後を「親島」、知夫里島・西ノ島・中ノ島を「子島」として、親島に率いられた三つの子島という意味。 100社を超える神社があるほど、たくさんの神様が住んでいる島であり、日本最古の全国神社リストである「延喜式神名帳(927年)」に記された神社は16座もある。
本殿は、正面に茅葺の切妻屋根をみせる規模の大きな建築で、隠岐に特色的な形式をもつ。
江戸後期/1793
桁行二間、梁間三間、一重、切妻造、妻入、茅葺、向拝一間、片流れ、
檜皮葺
重文指定年月日:19920121
随神門は、左右に向かい合わせて二体の像を安置する隠岐によく見られる形式をとる。
江戸末期/1793
桁行三間、梁間一間、一重、入母屋造、茅葺
重文指定年月日:19920121



八百杉
樹齢二千年の杉。幹の太さ約20m、樹高は約30mの老巨木である。昔、若狭の国から来た八百比丘尼が、杉の苗を植え、800年たったらまたここに来るという伝説があったためその名がついたといわれている。この杉の根に、かつて大蛇が生息していたが、この大蛇が寝たままついに根に囲まれて出られなくなってしまい、今でも夜あたりが静かになると、大蛇の寝息が聞こえてくるといわれている。実際に大木の中心部分は空洞となっている。昭和4年、国の天然記念物に指定されている。



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